IPアドレスとは、パソコンでもスマホでもタブレットでもネットワーク通信を利用する際に利用されます。
Wi-Fiを経由して利用するファックスやプリンタ、IP電話等でも利用されています。
ネットワーク接続をする際に、知っておくべき基礎用語について、解説します。
[cc id=8]IPアドレスとは?
IPとは、International Protcolの略。
「protocol」を日本語に訳すと、通信規約。
IPアドレスの形式
IPアドレスには、いくつかパターンがあります。
IPv4とIPv6があります。
IPv4とは
IPの第4版。
1990年後半からのインターネット普及に伴い、広く使われるようになりました。
IPv6とは
この番号のことをIPアドレスといっています。
IPv4 | 2進数32桁 アドレス総数は、2の32乗個(42億9496万7296個) |
IPv6 | アドレスの総数は、3.4×10の38乗個(約340かん個。 |
IPアドレスの種類
IPv6が普及したことで、アドレス総数は、事実上無限ともいえる総数となりました。
しかし、数だけではありません。
各端末単位に割り当てられているMACアドレスをベースに、自動設定されているため、利用者は、IPv6アドレスの設計や設定が基本的に不要になりました。
冷蔵庫や洗濯機、照明、エアコンなどさまざまな家電がスマホに連動するIoT機能には、このIPv6アドレスが標準的に利用されているのです。
プライベートIPアドレス
自宅内や社内のネットワーク機器で使用する際には、IPアドレスが割り振ることも可能です。
一般家庭では、192.168.●.●などが利用されています。
同一LANでは、同じIPアドレスは割り当てられません。
IPアドレスの確認方法
どの通信端末機器から接続が行われているのかを確認するポイントをご紹介します。
プライベートIPアドレス | 家庭内や企業内で利用されています 基本的には、パソコンやプリンタなどに設定されています |
グローバルIPアドレス | インターネットに接続する際に使用されます |
実際に確認する方法は簡単です。
Windows
- スタートボタンをクリック
- 全てのプログラムを選択
- アクセサリを選択
- コマンドプロンプトを開く
- 「ipconfig/all」と入力
この結果で表示されるIPv4を確認します。
MacOS
- システム環境設定を開く
- ネットワークを選択
画面内にIPアドレスが表示されています。
グローバルIPアドレスの確認方法
グローバルIPアドレスを確認する方法は、サイトを利用することで簡単に確認できます。
「CMAN」などのサイトに訪問すると、自動的にIPアドレスが表示されます。
グローバルIPアドレスから個人を簡単に特定することはできません。
しかし、犯罪捜査などの法的権限のある機関が調査をする場合は、特定することができることもあります。
IPアドレスが変わるのはなぜ?
IPアドレスが変わった?という質問をされることがありますが、一度割り振ったIPアドレスは、故意に変更しない限り変わらない固定IPアドレスもあります。
動的の場合は、自動でIPアドレスを割り振る場合もあります。
動的と固定どちらを優先するべき?
一般家庭では、動的IPアドレスが主流です。
最近は、家電製品を購入して、LANにつなぐだけで簡単にインターネットに接続が可能になっています。
この場合は、DHCPによる動的IPアドレスが利用されています。
ですから、あまり細かく考える必要はありません。
一般的なプロバイダ契約の場合は、動的IPアドレスが多くなっています。
この設定にすることで、プロバイダー費用が安く抑えられるのも理由のひとつとなっています。
しかし、デメリットもあります。
簡単なのは、自分のIPアドレスを把握しずらいため、ログイン履歴を確認しても不正ログインを把握することが困難になります。
企業内の回線を安全に利用するために
基本的に、企業の場合には、固定IPアドレスの契約が必要になります。
単にインターネット接続のみを希望する場合は、動的IPアドレスでも問題はありません。
もし心配な場合は、現在契約中のプロバイダに確認してください。
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