Webサイトの運営をしていると、ページのURLを変更したり、ページを削除したりする機会があります。
そのような場合、正しくリダイレクトを設定することで、ユーザーや検索エンジンに適切な情報を提供することができます。
そこで今回は、
リダイレクトとは何か?
種類や設定方法
SEOへの影響
について解説します。
リダイレクトとは
リダイレクトとは、あるURLから別のURLに自動的に転送する仕組みのことです。
リダイレクトを設定する場面
Webサイトの運用においては、以下のような場合にリダイレクトを設定します。
- ページのURLを変更する
- ページを削除する
- ページのアクセスを制限する
- ページのセキュリティを強化する
リダイレクトの種類
リダイレクトには、大きく分けて3つの種類があります。
301リダイレクト
301リダイレクトは、永久的なリダイレクトです。
ページのURLを変更した場合などに使用します。
302リダイレクト
302リダイレクトは、一時的なリダイレクトです。
- ページのメンテナンス中
- ページのURLを変更する予定がある場合
に使用します。
307リダイレクト
307リダイレクトは、302リダイレクトと同様に一時的なリダイレクトです。
しかし、ブラウザのキャッシュに保存されないようにします。
リダイレクトの設定方法
リダイレクトの設定は、Webサイトの管理画面から行うことができます。
サーバー管理画面から設定する
サーバー管理画面から設定する場合は、.htaccessファイルにリダイレクトのルールを記述します。
CMSから設定する
CMSを使用している場合は、CMSの管理画面からリダイレクトを設定することができます。
Googleからのリダイレクトの警告
Googleは、リダイレクトが多いサイトに対して警告を出す場合があります。
- リダイレクトが多いと、ページの評価が下がる可能性がある
- リダイレクトが多いと、ユーザーの利便性が低下する可能性がある
ページの評価が下がる可能性
リダイレクトが多いと、ユーザーがページにたどり着くまでの時間が長くなります。
つまり、ユーザーの利便性が低下します。
また、Googleはリダイレクトをスパムや不正行為とみなす可能性があります。
そのため、ページの評価が下がる可能性があります。
ユーザーの利便性が低下する可能性
リダイレクトが多いと、ユーザーはページのURLを覚えるのが難しくなります。
また、リダイレクトによってページのコンテンツが変更されている場合。
ユーザーは混乱する可能性があります。
Googleからのリダイレクトの警告を避けるためには、以下の点に注意しましょう。
- リダイレクトは必要最小限に抑える
リダイレクトを設定する必要がある場合は、必要最小限に抑えるようにしましょう。
- 301リダイレクトを利用する
リダイレクトには、301リダイレクトと302リダイレクトがあります。
301リダイレクトの場合。
元ページのページ評価を引き継ぐことができます。
そのため、ページのURLを変更する場合は、301リダイレクトを利用するようにしましょう。
- リダイレクトの設定を正しく行う
リダイレクトの設定を誤ると、Googleからの警告を受ける可能性があります。
リダイレクトの設定を行う際には、正しく設定されていることを確認しましょう。
リダイレクトのSEOへの影響
リダイレクトは、SEOに影響を与える可能性があります。
- 301リダイレクトの場合は、元ページのページ評価を引き継ぐことができる
- 302リダイレクトの場合は、元ページのページ評価を引き継ぐことはできない
301リダイレクト
301リダイレクトは、永久的なリダイレクトです。
ページのURLを変更した場合などに使用します。
301リダイレクトの場合は、元ページのページ評価を引き継ぐことができます。
そのため、ページのURLを変更する場合。
301リダイレクトを利用することによって、検索順位を維持することができます。
302リダイレクト
302リダイレクトは、一時的なリダイレクトです。
- ページのメンテナンス中。
- ページのURLを変更する予定がある場合。
に使用します。
302リダイレクトの場合。
元ページのページ評価を引き継ぐことはできません。
そのため、ページのURLを変更する場合には注意が必要です。
301リダイレクトではなく、302リダイレクトを利用すると、検索順位が下がる可能性があります。
リダイレクト設定の注意点
リダイレクトの設定を誤る
リダイレクトの設定を誤ると、SEOにマイナスの影響を与える可能性があります。
例えば、リダイレクトの設定が不完全な場合。
検索エンジンは元ページのコンテンツを正しく評価できないため、検索順位が下がる可能性があります。
また、リダイレクトの設定を間違って、別のWebサイトに転送してしまうと、ページ評価が失われる可能性があります。
リダイレクトを多用する
リダイレクトを多用すると、ユーザーの利便性が低下します。
検索エンジンからの評価も下がる可能性があります。
そのため、リダイレクトは必要最小限に抑えるようにしましょう。
Webサイトの運用保守でお困りの方へ
Webサイトの運用保守でお困りの方は、リダイレクトを活用することで、以下のようなメリットを得ることができます。
- ページのURLを変更しても、ユーザーや検索エンジンに適切な情報を提供できる
- ページのアクセスを制限して、セキュリティを強化できる
- ページのメンテナンスやアップデートをスムーズに行うことができる
次のような方はご注意ください。
- ページの追加と削除を繰り返している
- インデックス済のページを削除することも多い
- 内部リンクを貼っているページを削除することも増えた
上記のような方は正しくリダイレクトの設定を行うことをおすすめします。
当社では、外部で制作したWebサイトの運用保守も承っております。
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