インターネットの普及により、Webサイトを利用するユーザーが増えています。
Webサイトのセキュリティを向上させるためには、URLをhttpsに変更することが重要です。
httpsとは、HTTPとSSL/TLSを組み合わせた通信プロトコルです。
SSL/TLSは、データを暗号化して送受信する仕組みで、httpsを使用すると、データを第三者に盗み見られることを防ぐことができます。
また、httpsはSEO対策にも効果的です。
Googleは、httpsのサイトを安全であると判断します。
検索結果の上位表示を促す傾向にあります。
今回の記事では、URLをhttpsに変更する方法について解説します。
放置をするリスクについても分かりやすく解説します。
外部の会社が制作した場合も対応可能です。
お気軽にご相談ください。
URLをhttps(常時SSL)に変更するには?
URLをhttps(常時SSL)に変更する方法について解説します。
SSL証明書の入手方法
SSL証明書とは、Webサイトの所有者であることを証明するファイルです。
SSL証明書を取得することで、https通信を実現することができます。
SSL証明書は、SSLサーバ証明書発行機関(CA)から購入することができます。
CAには、VeriSignやGeoTrustなど、さまざまな種類があります。
SSL証明書の価格は、種類や有効期間によって異なります。
一般的なSSL証明書は、1年間で数千円程度の費用がかかります。
ウェブホスティングプロバイダーのサポート
多くのウェブホスティングプロバイダーでは、SSL証明書の取得やインストールをサポートしています。
ウェブホスティングプロバイダーのサポートを利用することで、SSL証明書の取得やインストールの手間を省くことができます。
ウェブホスティングプロバイダーのサポートを利用する場合。
SSL証明書の種類や有効期間などの条件が制限されている場合があります。
URLをhttpsに変更する手順の詳細
SSL証明書を取得したら、URLをhttpsに変更する必要があります。
URLをhttpsに変更する手順は、以下のとおりです。
- Webサーバーのドメイン設定を変更する
- Webサイトのコンテンツをhttpsで配信する
Webサーバーのドメイン設定を変更する
Webサーバーのドメイン設定を変更することで、https通信を有効にすることができます。
Webサーバーのドメイン設定を変更する方法は、Webサーバーによって異なります。
Webサーバーのマニュアルを参照して、ドメイン設定を変更してください。
Webサイトのコンテンツをhttpsで配信する
Webサイトのコンテンツをhttpsで配信するには、Webサーバーをhttpsで設定する必要があります。
また、Webサイトのコンテンツをhttpsで配信するように、Webサイトの設定を変更する必要があります。
Webサイトのコンテンツをhttpsで配信する方法は、Webサイトの制作方法によって異なります。
Webサイトの制作方法を参照して、コンテンツをhttpsで配信するように設定してください。
WordPressをhttps(常時SSL)に変更する方法
WordPressをhttpsに変更する方法について解説します。
WordPressサイトのhttps対応
WordPressサイトをhttpsに変更するには、以下の手順が必要です。
- SSL証明書を取得する
- Webサーバーのドメイン設定を変更する
- WordPressの設定を変更する
SSL証明書の取得
SSL証明書は、SSLサーバ証明書発行機関(CA)から取得することができます。
CAには、VeriSignやGeoTrustなど、さまざまな種類があります。
SSL証明書の価格は、種類や有効期間によって異なります。
一般的なSSL証明書は、1年間で数千円程度の費用がかかります。
無料のものもあります。
Webサーバーのドメイン設定を変更する
Webサーバーのドメイン設定を変更することで、https通信を有効にすることができます。
Webサーバーのドメイン設定を変更する方法は、Webサーバーによって異なります。
Webサーバーのマニュアルを参照して、ドメイン設定を変更してください。
WordPressの設定を変更する
WordPressの設定を変更することで、WordPressのコンテンツをhttpsで配信するようにすることができます。
WordPressの設定を変更するには、WordPressの管理画面にログインし、以下の手順で設定を変更します。
- 左側のメニューから「設定」→「一般」をクリックします。
- 「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」の「http://」を「https://」に変更します。
- 「変更を保存」をクリックします。
プラグインを使用したhttpsの設定
WordPressには、httpsの設定を簡単に行うことができるプラグインが多数あります。
プラグインを使用すると、Webサーバーのドメイン設定やWordPressの設定を変更せずに、httpsに変更することができます。
httpsの設定を簡単に行うことができるプラグインとしては、以下のようなものがあります。
- Really Simple SSL
- Really Simple SSL and HTTPS
- Easy HTTPS
.htaccessファイルを使用したhttpsの有効化
.htaccessファイルは、Apacheウェブサーバーで使用される設定ファイルです。
.htaccessファイルを編集することで、httpsの設定を変更することができます。
.htaccessファイルを使用したhttpsの有効化の手順は、以下のとおりです。
- WordPressのインストールディレクトリに.htaccessファイルを作成します。
- 以下のコードを.htaccessファイルに追加します。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !=on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}/$1 [R=301,L]
- .htaccessファイルを保存します。
URLをhttps(常時SSL)に変更するメリット
URLをhttps(常時SSL)に変更するメリットについて解説します。
セキュリティ強化とデータ保護
httpsを使用すると、Webサイトとユーザーの間の通信を暗号化することができます。
常時SSL化により、
- ユーザーの個人情報
- クレジットカード情報
などの機密データが第三者に盗み見られることを防ぐことができます。
また、httpsを使用すると、Webサイトの脆弱性からデータを保護することができます。
SEO向上と検索エンジンランキングの影響
Googleは、httpsのサイトを安全であると判断し、検索結果の上位表示を促す傾向にあります。
具体的には、Googleは、httpsのサイトを「安全なサイト」と評価します。
検索結果の評価基準に組み込んでいます。
そのため、httpsのサイトは、検索結果の上位に表示される可能性が高くなります。
ユーザー信頼性の向上とブランドイメージの向上
httpsを使用すると、Webサイトのセキュリティ性と信頼性が向上します。
ユーザーは、httpsのサイトの方が、セキュリティが強固で信頼できると判断する傾向があります。
そのため、httpsを使用すると、ユーザーからの信頼度やブランドイメージを向上させることができます。
URLをhttpのまま放置するデメリット
URLをhttpのまま放置するデメリットについて解説します。
セキュリティリスクとデータ漏洩の危険性
httpを使用すると、Webサイトとユーザーの間の通信が暗号化されません。
そのため、ユーザーの個人情報やクレジットカード情報などの機密データが第三者に盗み見られる可能性が高くなります。
具体的には、以下のようなデータ漏洩の可能性があります。
- ユーザーのログイン情報やパスワード
- クレジットカード情報や銀行口座情報
- 個人情報や住所情報
SEO悪影響と検索エンジンペナルティの可能性
Googleは、httpsのサイトを安全であると判断します。
検索結果の評価基準に組み込んでいます。
そのため、httpのサイトは、検索結果の上位に表示される可能性が低くなります。
また、Googleは、httpのサイトに対して検索エンジンペナルティを課す可能性もあります。
検索エンジンペナルティを受けたサイトは、検索結果から除外されるなどのペナルティを受ける可能性があります。
ユーザー信頼性の低下とコンバージョン率の低下
ユーザーは、httpsのサイトの方が、セキュリティが強固で信頼できると判断する傾向があります。
そのため、httpのサイトは、ユーザーからの信頼度が低下します。
コンバージョン率の低下にもつながる可能性があります。
具体的には、以下のような影響が考えられます。
- ユーザーからの信頼度やブランドイメージの低下
- ユーザーの離脱率の増加
- コンバージョン率の低下
- セキュリティソフトが導入されている端末からはアクセスができないこともあります。
アクセスができない事例が増えています。
下記画面は、httpのまま放置されていた店舗のサイトに訪問した際の画面。
ブロックされてしまうと、公式サイトにユーザーがたどり着けない状態になります。
URLの常時SSL化でお困りの方へ
常時SSL化でよくあるトラブルと解決方法について解説します。
SSL証明書のトラブルシューティング
常時SSL化でよくあるトラブルの1つに、SSL証明書のトラブルがあります。
SSL証明書のトラブルには、以下のようなものがあります。
- ブラウザに「安全ではないサイト」と表示される
- ページが読み込まれない
- ページがエラーで表示される
SSL証明書のトラブルが発生した場合は、以下の手順でトラブルシューティングを行いましょう。
- SSL証明書が正しく発行されているか確認する
- SSL証明書の有効期限が切れていないか確認する
- Webサーバーの設定が正しいか確認する
- ブラウザのキャッシュをクリアする
- 別のブラウザでアクセスしてみる
HTTPS化に伴うパフォーマンス問題の解決
常時SSL化でよくあるトラブルのもう1つに、HTTPS化に伴うパフォーマンス問題があります。
HTTPS化に伴うパフォーマンス問題には、以下のようなものがあります。
- ページの読み込み速度が遅くなる
- ページの表示が重くなる
HTTPS化に伴うパフォーマンス問題が発生した場合は、以下の手順で解決を試みましょう。
- キャッシュを有効にする
- 画像や動画のサイズを小さくする
- CDNを利用する
- Webサーバーの設定を調整する
サポートと専門家への相談
SSL証明書のトラブルやパフォーマンス問題を自分で解決できない場合は、ご相談ください。
外部の会社が制作し、放置されていた状態でも対応いたします。
SSL証明書の発行機関やWebホスティングプロバイダーのサポートを利用することで、トラブルの原因を特定しましょう。
Webサイトの状況を分析し、最適な対策を提案いたします。