Webサイトの読みやすさは、ユーザーの満足度や離脱率に大きく影響します。
そのため、Webサイトを作成・運営する際には、読みやすいフォントの選び方が重要です。
今回の記事では、
- Webサイトで使われるフォント
- 読みやすいフォントの特徴
- Webサイトでフォントにこだわるメリット
などについて解説します。
また、Webサイトを見やすくするコツもご紹介します。
Webサイトで使われるフォント
Webサイトで使われるフォントは、大きく分けて以下の4種類に分けられます。
ウェブフォント
インターネット上で提供されているフォントです。
Webサイトに直接組み込むことができます。
OTFフォント
OpenTypeフォントとも呼ばれます。
Webフォントと同様にWebサイトに直接組み込むことができます。
TTFフォント
TrueTypeフォントとも呼ばれます。
ウェブフォントやOTFフォントよりも古いタイプのフォントです。
埋め込みフォント
Webサイトに直接組み込むのではなく、Webサイトを訪れたユーザーのコンピュータにダウンロードさせるフォントです。
Webフォントの導入方法
Webフォントを導入するには、以下の手順で行います。
- Webフォントの提供元から、必要なフォントファイルをダウンロードします。
- WebサイトのHTMLファイルに、フォントファイルのURLを記述します。
- CSSファイルに、フォント名を指定します。
Webサイトのフォントの特徴
Webフォントには、以下の3つの特徴があります。
デバイスやブラウザに依存しない
Webフォントは、デバイスやブラウザに関係なく、同じフォントで表示されます。
多様なフォントから選択できる
Webフォントには、さまざまな種類のフォントから選択できます。
更新が容易
Webフォントを更新する場合、WebサイトのHTMLファイルとCSSファイルを変更するだけで済みます。
Webサイトで読みやすいフォント
読みやすいフォントとは、以下の3つの特徴を備えたフォントです。
- 文字の形状が明確：文字の形状が明確で、読み間違えにくいフォントです。
- 文字間のスペースが適切：文字間のスペースが適切で、読みやすいフォントです。
- 文字サイズが適切：文字サイズが適切で、読みやすいフォントです。
Webサイトでフォントにこだわるメリット
Webサイトでフォントにこだわるメリットは、以下の3つです。
ユーザーの満足度向上
読みやすいフォントを使用することで、ユーザーの満足度を向上させることができます。
離脱率の低下
読みにくいフォントを使用することで、離脱率が高くなる可能性があります。
ブランドイメージの向上
フォントのデザインや雰囲気によって、ブランドイメージを向上させることができます。
Webサイトを見やすくするコツ
Webサイトを見やすくするためには、以下の2つのコツを押さえましょう。
フォントサイズを適切に設定する
フォントサイズが小さすぎると、読みにくくなってしまいます。
Webサイトでのフォントサイズは、以下の2つの点を考慮して設定しましょう。
- 視認性：文字が読みやすい大きさであること
- デザイン性：Webサイトのデザインと調和すること
一般的には、以下のフォントサイズが推奨されています。
- 見出し：16px～20px
- 本文：14px～16px
- 小見出し：12px～14px
ただし、これらのフォントサイズはあくまでも目安です。
Webサイトの目的やターゲットユーザーによっても適切なサイズは異なります。
例えば、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で閲覧されることを想定している場合。
フォントサイズを大きく設定する必要があるでしょう。
また、高齢者や視覚障害者をターゲットとしている場合。
フォントサイズをさらに大きく設定する必要があるかもしれません。
文字間のスペースを適切に設定する
文字間のスペースが狭すぎると、文字が重なって読みにくくなってしまいます。
お勧めの文字間のスペース
文字間のスペースは、文字が重ならないように、適切に設定する必要があります。
一般的には、文字サイズの1～1.5倍のスペースが推奨されています。
例えば、フォントサイズが16pxの場合は、文字間のスペースを16px～24pxに設定するとよいでしょう。
また、文字間隔を均一に設定することで、文字が読みやすくなります。
文字間隔を均一に設定するには、CSSの letter-spacing プロパティを使用します。
例えば、以下のコードのように指定すると、文字間隔が均一になります。
p {
letter-spacing: 0.05em;
}Webサイトのリニューアルでお困りの方へ
Webサイトのリニューアルを検討している場合は、ぜひフォントを一から見直してみてください。
読みやすいフォントを使用することで、Webサイトの質が向上します。
ユーザーの満足度を高めることができます。
弊社では、他社で制作した後のリニューアル相談も承っております。
お気軽にご相談ください。