検索エンジンがWebサイトを巡回する際に、エラーが発生することをクロールエラーといいます。
クロールエラーが発生すると、検索エンジンがWebサイトを正しく認識できなくなります。
検索結果に表示されなくなる可能性があります。
今回の記事では、
- クロールエラーの概要や原因
- エラー別の対処法
を解説します。
クロールエラーとは?
クロールエラーとは、検索エンジンがWebサイトを巡回する際に、エラーが発生することを指します。
クロールエラーが発生すると、検索エンジンがWebサイトを正しく認識できなくなります。
検索結果に表示されなくなる可能性があります。
クロールエラーには、以下の3種類があります。
- ステータスコード4XX(クライアントエラー)
- ステータスコード5XX(サーバーエラー)
- ステータスコード403(アクセス拒否)
ステータスコードの種類と意味
ステータスコードは、HTTPで定められている「サーバーとクライアント間の通信状態を示す」コードです。
ステータスコードの種類によって、エラーの原因や対処法が異なります。
ステータスコード4XX(クライアントエラー)
ステータスコード4XXは、クライアント側(Webサイトを閲覧するユーザー)に問題があることを示すエラーです。
- 400 Bad Request:リクエストの形式が正しくありません。
- 401 Unauthorized:認証が必要です。
- 403 Forbidden:アクセスが拒否されています。
- 404 Not Found:ページが見つかりません。
- 410 Gone:ページが削除されました。
ステータスコード5XX(サーバーエラー)
ステータスコード5XXは、サーバー側(Webサイトを運営する側)に問題があることを示すエラーです。
- 500 Internal Server Error:サーバー内部でエラーが発生しました。
- 502 Bad Gateway:リクエストされたWebサイトにアクセスできません。
- 503 Service Unavailable:サーバーが一時的に利用できません。
- 504 Gateway Timeout:リクエストされたWebサイトからの応答がタイムアウトしました。
Google Search Consoleを使った確認方法
クロールエラーを確認するには、Google Search Consoleを利用します。
Google Search Consoleにログインし、「クロール」タブをクリックすると、クロールエラーのリストが表示されます。
クロールエラーの種類別対処法
クロールエラーの種類によって、対処法が異なります。
ステータスコード4XX(クライアントエラー)
リクエストの形式を修正する。
認証情報を設定する。
アクセス権限を付与する。
ページを削除またはリダイレクトする。
ステータスコード5XX(サーバーエラー)
サーバー側の設定を確認する。
サーバー側の負荷を軽減する。
ステータスコード403(アクセス拒否)
アクセス権限を付与する。
クロールエラーに対処する際の注意点
クロールエラーに対処する際は、以下の点に注意しましょう。
- エラーの原因を正しく特定する。
- エラーの種類に合った対処法を行う。
- 対処後に再びクロールエラーが発生していないか確認する。
クロールエラーのSEOへの影響
クロールエラーが発生すると、検索エンジンがWebサイトを正しく認識できなくなります。
そのため、検索結果に表示されなくなる可能性があります。
また、検索順位が下がるなどの影響も考えられます。
そのため、クロールエラーが発生した場合は、早急に対処することが重要です。