すでに支払ったお金を無駄にしたくないという心理は、誰しもが持っているものです。
この心理は、マーケティングにおいても活用されています。
今回の記事では、
- サンクコスト効果の概要
- 具体例
- マーケティングへの活用方法
について解説します。
サンクコスト効果とは

サンクコスト効果とは、すでに支払ったお金や時間などのコストを無駄にしたくないという心理効果です。
由来
この効果は、英語の「sunk cost(埋没費用)」という言葉に由来しています。
埋没費用とは、すでに支払った費用であり、回収することができない費用のことです。
サンクコスト効果によって、人は、すでに支払った費用を無駄にしたくないために、損失を被るリスクを負ってでも、その行為を続けることがあります。
サンクコスト効果の具体例

サンクコスト効果の具体例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 失敗したビジネスを継続する
- 気に入らない服を着続ける
- 苦手な恋愛を続ける
これらの例では、すでに支払ったお金や時間などのコストを無駄にしたくないために、損失を被るリスクを負ってでも、その行為を続けるという傾向が見られます。
サンクコスト効果が起こる理由

サンクコスト効果が起こる理由は、以下の2つが考えられます。
損失回避の心理
人は、損失を避けたいという心理を持っています。
サンクコスト効果によって、すでに支払った費用を無駄にしたくないという気持ちが強まります。
損失を回避するために、その行為を続けるという傾向が見られます。
認知バイアス
人は、自分の判断や行動を正当化したいという心理を持っています。
サンクコスト効果によって、すでに支払った費用を無駄にするのはもったいないという思いが強まります。
その判断や行動を正当化するために、その行為を続けるという傾向が見られます。
サンクコスト効果のマーケティング活用法

サンクコスト効果は、マーケティングにおいても活用することができます。
例えば、以下のようなものが挙げられます。
- 無料トライアルやお試し価格などのキャンペーン
- ポイントやクーポンなどの割引制度
- 会員制や定期購入などのサービス
これらの手法によって、消費者にすでにコストを支払っているという錯覚を与えることで、購買意欲を高めることができます。