オウンドメディアとは、簡単に言えば、「自社で所有し運営するメディア」の総称。
ひと昔前には、紙でパンフレットやチラシを作っていた時代がありました。
しかし、近年はペーパーレス化も進み、スマートフォンのQRコードでPDFファイルにて渡している会社も多くなりました。
すると、実際に手渡しやポスティングなどによる宅配サービスの利用が不要になりますよね。
次に考えるべきは、Webマーケティング。
ネット上で、検索しているユーザーに対して、自社のブログやサイト、Facebook、LINE、Twitter等の各種SNSを利用して、幅広いターゲットと接触する機会をつくる必要があります。
今回は、オウンドメディアとは?について、メリットデメリットや成功するコツをご紹介しています。
オウンドメディアとは
オウンドメディアの目的は大きく分けて2つあります。
- 新規顧客(潜在顧客への認知拡大)
- リピーター客へのアプローチ
新規顧客獲得
新規顧客を発掘するには、以下のようなプロセスが必要になります。
- 認知
- 共感
- 教育
- 検討
- 行動
最初にやるべきことは、接触機会を増やすことです。
ひと昔前のように、営業電話を続けるような会社はやっていることも古いです。
Webマーケティングができる会社は、人員を減らし、チラシなどの配布量を減らし、どんどんインターネット上でネットサーフィンをしている人の中からターゲットを絞りながら、広告を打ち出しています。
そのため、広告費を払って出稿し露出を増やすだけのやり方ももう遅いです。
もっと、潜在的なニーズから接触機会を増やし、顧客に自社の商品やサービスだけでなく、会社の存在そのものを認知してもらう活動に力を入れていく必要があるのではないでしょうか?
企業、製品、サービスのファンをつくる
どんなサービスでも「その商品でなければいけない理由」はほとんどないと思いませんか?
費用対効果(コスパ)が良いとか、今の仕様で満足しているから変える予定がないという方は多いはずです。
つまりは、一度知っていただいた方々は財産です。
よって、少しでもリピーターになって購入を継続してもらうために、お客様の求める情報を発信していく必要があります。
飽きさせない、期待させる、期待を裏切らない。
この3つを続けていくことが、リピート回数を改善するポイントになるのです。
オウンドメディアのメリット
オウンドメディアは何が良いのでしょうか?
自由度が高い
自社のメディアを持つことは、制限もありません。
他社のサービスを利用すると、当然工数の問題や修正等の依頼も必要になります。
しかし、自社であれば、ソーシャルメディアにも同時配信を行ったり、過去の掲載内容をリライトするなど、自由に配信設定や変更も修正も可能です。
オウンドメディアのデメリット
いくら自由でも、運営を外部に委託しないということは、その分社内の人員と工数を確保しなければいけません。
さらに、プロジェクトとして、運営管理をする責任者も用意しなければいけません。
当然ながら、そうなると、以下のような計画が必要になります。
- 誰に(Who)
- 何を(What)
- どのように(How)
- いつまでに(When)
発信する対象者も内容も不明瞭なままでは、作業は進みません。
- 売上を上げたいというのは漠然としています
- リストが欲しいでは、曖昧です
- リピート率を改善したいも具体的に期間や客単価が足りません
もっと具体的に考えていきます。
例えば、「30代の既婚者子持ち(3歳~12歳までのお子様がいる)の方から、医療脱毛のうなじコースを3ヶ月以内で追加契約の受注を増やす戦略を考えたい」
このくらいターゲットを絞ることで、メディアで紹介するべきキーワードもネタも決まったくるのです。
オウンドメディアは意味ない?
オウンドメディアと検索すると、「意味ない」「無駄」「効果なし」等という検索キーワードも出てきます。
その理由は簡単です。
先ほどのターゲット選定ももちろんですが、キーワード選定、コンテンツ作成、運用管理、分析解析が足りないからです。
そもそもオウンドメディアの運営は早くすることが重要ではありません。
まずはきちんとした事前計画を立てることのほうが重要です。
オウンドメディアで成功するコツ
修正を繰り返すことで、情報発信の流れがぶれてしまう可能性があります。
具体的にはどういうことでしょうか?
例えば、
過去に紹介をした記事では、20代~30代女性に非常に人気がありますと紹介したのに、40代からの反応が良くなって、20代前半の反応がなくなったら、30代から40代の方に人気と紹介する記事を新たに投入。
これでは、過去の記事を見た人からすれば、「あれ?世代が変わった?」という疑問を生み出すきっかけとなった事例がありました。
結果的に、ユーザーの信用や信頼が失われる可能性もあります。
まずは、最初の計画で、メインのターゲットだけでなく、情報発信の軸をきちんと決めることが重要です。
そのためには、「現場を知っているプロに相談する」ことが重要です。
Webconsulでは、主に美容外科、美容皮膚科、審美歯科、矯正歯科、整骨院、整体院など施術や医療に近い来店型サービスのオウンドメディア運営が得意です。
2022年には、EC系を手掛けるSEOにも着手し、成果を出し始めております。
こちらは今後も実力をつけて、サービス化できるようになりたいと考えております。