SEO対策において、キーワード選定は非常に重要です。
しかし、一口にキーワードと言っても、
ビッグワード
ミドルワード
スモールワード
と種類があります。
それぞれ役割や使い方が異なります。
ビッグワードとは?SEO対策における意味・重要性・選定方法・注意点まで網羅
ビッグワードとスモールワードの違い!SEO対策における役割と使い分けを徹底解説
本記事では、ミドルワードについて徹底解説します。
ミドルワードとは
ミドルワードとは、検索エンジンで多くの人が検索するビッグワードと、比較的少ない人が検索するスモールワードの中間の検索ボリュームを持つキーワードです。
一般的に、月間検索ボリュームが1000~1万回のキーワードがミドルワードとされます。
ミドルワードには、以下のような特徴があります。
検索ボリューム
ビッグワードよりは少ない
スモールワードよりは多い
競争率
ビッグワードよりは低い
スモールワードよりは高い
抽象度と具体性
ビッグワードよりは具体性が高い
スモールワードよりは抽象度が高い
例:
- ビッグワード: 旅行
- ミドルワード: 沖縄 旅行 格安
- スモールワード: 沖縄 旅行 格安 3泊4日
ミドルワードのメリット
ミドルワードは、SEO対策において以下の3つの大きなメリットがあります。
上位表示がしやすい
ミドルワードは、ビッグワードと比べて競争率が低いため、上位表示がしやすいというメリットがあります。
ビッグワードは多くの人が検索するため、上位表示するには多くの競合サイトと戦わなければなりません。
一方、ミドルワードは検索ボリュームが少ないため、競合サイトが少なくなります。
上位表示を獲得しやすい環境と言えます。
アクセス数を増やせる
ミドルワードは、スモールワードと比べて検索ボリュームが多くなります。
そのため、アクセス数を増やせるというメリットがあります。
スモールワードは検索ボリュームが少ないため、アクセス数も期待できません。
一方、ミドルワードは検索ボリュームがそこそこあるため、アクセス数を増やすことが可能です。
ターゲティングしやすい
ミドルワードは、ビッグワードと比べて具体的なキーワードが多くなります。
そのため、ターゲティングしやすいというメリットがあります。
ビッグワードは抽象的なキーワードが多くなります。
そのため、ターゲティングが難しいという問題があります。
一方、ミドルワードは具体的なキーワードが多いため、
ターゲティングしやすく、より質の高いユーザーを集客することができます。
ミドルワードのデメリット
ミドルワードは、SEO対策において以下の2つのデメリットがあります。
アクセス数がビッグワードに比べて少ない
ミドルワードは、ビッグワードと比べて検索ボリュームが少ないため、アクセス数が少なくなってしまう可能性があります。
ビッグワードは多くの人が検索するため、アクセス数を大きく増やすことができます。
一方、ミドルワードは検索ボリュームが少いため、
アクセス数はビッグワードに比べて少なくなります。
コンバージョン率がスモールワードに比べて低い
ミドルワードは、スモールワードと比べて抽象的なキーワードが多くなります。
そのため、コンバージョン率が低くなってしまう可能性があります。
スモールワードは具体的なニーズを持ったユーザーが検索するため、コンバージョン率が高くなります。
一方、ミドルワードは抽象的なキーワードが多くなります。
そのため、ユーザーのニーズが明確ではありません。
よって、コンバージョン率が低くなる可能性があります。
ミドルワードの選定方法
ミドルワードは、SEO対策において上位表示がしやすく、アクセス数も期待できます。
非常に有効なキーワードです。
しかし、闇雲にミドルワードを選定しても効果は得られません。
ここでは、効果的にミドルワードを選定する方法を、具体的なステップとツールを用いてわかりやすく解説します。
ターゲット層のニーズを明確にする
ミドルワード選定の最初のステップは、ターゲット層のニーズを明確にすることです。
- 誰に商品やサービスを売りたいのか?
- ターゲット層はどのような課題を抱えているのか?
- ターゲット層はどのような情報を探しているのか?
これらの点を分析し、ターゲット層が検索しそうなキーワードをリストアップします。
キーワードツールを使って検索ボリュームと競争率を調べる
次に、キーワードツールを使って、リストアップしたキーワードの検索ボリュームと競争率を調べます。
おすすめのキーワードツール:
- Googleキーワードプランナー: https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
- Ubersuggest: https://neilpatel.com/ubersuggest/
- Ahrefs: https://ahrefs.com/
- Moz Pro: https://moz.com/products/pro
これらのツールでは、キーワードの検索ボリュームだけでなく、関連キーワードや競合サイトなども調べることができます。
適切なミドルワードを選定する
検索ボリュームと競争率を調べた結果に基づいて、適切なミドルワードを選定します。
ミドルワード選定のポイント:
- 検索ボリューム:
- ある程度の検索ボリュームがあるキーワードを選ぶ
- 検索ボリュームが少なすぎると、アクセス数が伸びない
- 競争率:
- 競争率が低すぎないキーワードを選ぶ
- 競争率が低すぎると、上位表示しても意味がない
- ターゲット層のニーズ:
- ターゲット層のニーズに合致したキーワードを選ぶ
- ニーズに合わないキーワードを選んでしまうと、アクセス数が伸びない
選定したミドルワードをコンテンツに盛り込む
選定したミドルワードを、コンテンツのタイトル、本文、メタディスクリプションなどに盛り込みます。
ミドルワードの盛り込み方
- タイトル:
- タイトルの冒頭にミドルワードを入れる
- ユーザーの目に留まりやすく、クリックされやすくなる
- 本文:
- 本文中に自然な形でミドルワードを入れる
- キーワードの羅列は避ける
- メタディスクリプション:
- メタディスクリプションにミドルワードを入れる
- 検索結果画面で表示されるため、ユーザーのクリック率向上に繋がる
効果を測定し、必要に応じて改善する
コンテンツを公開したら、アクセス数やコンバージョン率などの効果を測定します。
効果が低い場合は、ミドルワードの選定やコンテンツの内容を見直し、改善を行います。
ミドルワードを活用する際の注意点
ミドルワードは、SEO対策において有効なキーワード選定の一つですが、以下の点に注意する必要があります。
適切なミドルワードを選ぶ
- ターゲット層のニーズに合致している:
- ターゲット層が検索しそうなキーワードを選定
- ニーズに合わないキーワードを選んでしまうと、アクセス数が伸びない
- 競争率が低すぎない:
- ある程度の競争率がある方が、上位表示した時に意味がある
- 競争率が低いキーワードは、アクセス数が少ない可能性が高い
- 検索ボリュームが少なすぎない:
- ある程度の検索ボリュームがある方が、アクセス数を期待できる
- 検索ボリュームが少ないキーワードは、効果が薄い
コンテンツの質を高める
- ユーザーにとって有益な情報を提供する:
- ユーザーのニーズを満たすようなコンテンツを作成
- 質の低いコンテンツは、ユーザーにすぐに離脱されてしまう
- 検索エンジンに評価されるようなコンテンツを作成:
- キーワードを適切に盛り込む
- タイトルやメタディスクリプションも最適化する
継続的に運用する
- 一度コンテンツを作成したら終わりではなく、定期的に更新していく:
- 最新の情報に更新することで、ユーザーの満足度を向上
- 検索エンジンにも評価されやすくなる
- 効果を測定し、必要に応じて改善していく:
- アクセス数やコンバージョン率などを分析
- 改善点を見つけて、より効果的な運用を目指す