こんにちは。
SEO,MEO,リスティング広告運用の内製化をサポートしております「Webconsul」です。
こんなご相談が増えています。
- MEO対策は具体的に何をすればいいのでしょうか?
- MEOで上に出る方法があれば知りたいです
- MEO対策を自分でやりたいのですが教えてくれますか?
弊社では、MEOもSEOもインハウス化するために個別指導を実施しております。
今回の記事では、自分でMEO対策をやる方法について、分かりやすく解説しております。
MEO対策とは
MEOとは、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)を意味します。
広義のSEOに分類されています。
ローカルSEOと言われている理由は、地域名を含めて検索をすると、検索順位10位以内にGoogle Mapが表示されることや公式サイトへのリンクの他にも、口コミ等の表示があることから、検索ユーザーの関心を引き寄せるツールとして注目されています。
店舗型集客や地域ビジネスにおいては、Webマーケティング上の重要な施策のひとつと言えます。
スマートフォンが普及して、GPSとの相性から、より「近くの」というキーワードにも注目が集まっています。
つまり、現在地域名とビジネス対象のキーワードでSEO対策を依頼している方にも、「近くの」というキーワードで対応するのは困難です。
よって、こうした検索ニーズにも実店舗があるオーナー様は欠かせない集客ツールとなります。
Googleは、2015年7月にモバイルフレンドリーというスマートフォン対応ページを優先して検索エンジンに登録(インデックス)する仕組みを案内しています。
つまり、スマートフォンを使用するユーザー向けに、今自分がいる地点から最寄の場所を探しやすくするツールとしても重要視されているのです。
MEOとSEOの違い
MEOは、あくまで地図上の検索エンジン対策です。
Google Mapの表示位置は、同対策をしても調整できません。
SEOは、あくまで、指定キーワードの検索結果のGoogle Map以外に出てくるURLの中で、上位に表示っセルことが目的となります。
つまり、同じキーワードでも意味は大きく異なります。
MEO対策の重要性【店舗集客との関係】
店舗集客とMEO対策の相性について、ご紹介します。
- 無料で使える宣伝ツールである
- 来店の確率が高いユーザーへのアプローチ
- 顧客アクションに必要な情報
順にご紹介します。
無料で使える宣伝ツール
店舗の集客に、広告経費をいくら使うべきか?
Webマーケティングには、いろいろな広告があります。
- リスティング広告
- LINE、Facebook、InstagramなどのSNS広告
- YouTube広告
- ad広告
など、媒体ごとに異なる掲載箇所が用意されています。
しかし、いずれも有料です。
さらに、業者に委託して、外注費も発生するため、月額数十万円を必要とすることが多い。
つまりは、大手チェーンの店舗に勝てない可能性があります。
しかし、MEOは違います。
やり方さえわかれば、広告費ゼロ円で、上に出る可能性があるツールです。
来店の確率が高いユーザーへのアプローチ
商売をする上で、ローカル(小さいエリア)では、「銀座 飲食店」のように「地名+サービス名(業種、職種)」で検索する件数が多くなります。
ユーザーの検索意図として、来店したい、これから行く場所を探している。
つまりは、顧客獲得につながりやすい方への露出を広げることができます。
顧客アクションに必要な情報
ユーザーがお店の情報を確認する際、細かな操作をしなくても、以下の情報をひと目で伝えられます。
- 店舗名
- 営業時間
- 住所
- 電話番号
- 混雑状況(予想)
- 口コミ
- サービス内容(価格)
- 最新情報
簡単に言えば、メニューや写真を1ページずつ探す必要がないのです。
別の言い方をすれば、ポータルサイトや公式サイトよりも使いやすいページといえるのです。
自分で実践可能!MEO対策のやり方
MEO対策を自分でやる方法をご紹介します。
Googleビジネスプロフィールの登録
旧名称は、Googleマイビジネス。
登録する際には、自社の店舗情報を登録する必要があります。
では実際に、どのように登録されているのか?
Googleマップの仕組みについてご紹介します。
勝手に登録されている
過去の営業電話で伝えられていた話は嘘ではありません。
特に、公式サイトを公開してからしばらくすると、勝手に表示されるようになったということはよくある話です。
第三者による投稿
Googleマップに店舗情報が無かったとしても、誰でも店舗情報の登録が可能であることを知っておくことも大切です。
例えば、待ち合わせ場所に指定したいから、地点登録代わりに情報を公開している人もいました。
Googleマイビジネスからオーナーが登録
店舗のオーナー様が自らで、Googleビジネスプロフィールを登録していることもあります。
旧名称は、Googleマイビジネス。
Google検索やGoogleマップでの検索時に、店舗や施設、企業の事務所、営業所等の情報表示を管理する無料ツールです。
よくある質問
質問1.登録すれば、日にちが経過したら、上位に出るようになりますか?
答え1.いいえ。違います。ごくまれにライバルがいない職種や業種であれば、上位に表示されることもありますが、基本的には、更新情報やマッチング率なども関係します。
質問2.どうすれば希望するキーワードで上に出るようになりますか?
答え2.Google mapのサービスですが、考え方の基本は、SEO対策と同じです。
- ユーザーに役に立つコンテンツを発信する
- サービスの詳細について、細かく記載する
- 投稿するキーワードを絞り込む
- 口コミを投稿してもらう際にもキーワードを意識した投稿が増えるようにする
など自分一人でできることとできないことがあります。
【情報とキーワードの関係】
Google検索で、ヒットさせるためには、ユーザーの求めるキーワードと一致する情報が必要です。
- お店の雰囲気
- 具体的な設備(駐車場やトイレの有無等も含む)
ただ単に、画像を投稿して、目で見ればわかるというだけでは不十分です。
最新であり正確な情報
Googleビジネスプロフィールに限らず、公式サイトのページ内に記載されている情報でも同じです。
以下のような状態になっていませんか?
- 古いメニューが残ったままになっている。
- 古い価格設定のまま放置されている
- 古いデータのままになっている
- 全く新規投稿されていない
などユーザーにとって、正確な情報が届かないコンテンツを上に出すことは少ないです。
来店したいユーザーが行動をしやすい情報を掲載しましょう。
つまりは、ページの更新を行うことが重要です。
- 臨時休業
- 営業時間短縮
- ユーザーからの質問への回答
- 口コミへの返信
何気ない内容でも一つひとつ反応をすることで、新しい見込み客に対するアピールに繋がります。
NAP情報を整理する
NAPとは、
N(NAME):名前。
A(address):住所。
P(Phone):電話番号
上記の3つをFacebook、Instagramだけでなく、外部で登録している情報を含めて統一することが重要です。
同一の店舗であるという認識をしてもらうことも大切です。
口コミは数より質が重要
弊社は、1位に表示されていますが、口コミ投稿はゼロです。
決して、口コミが多い=上に表示されやすいというのは、嘘です。
どういうことか?
言い方を変えると、数さえ増やせば質は関係ないというのは間違いです。
つまり、ユーザーが求める情報ではない口コミは、存在する意味がありません。
一方で、ユーザーが求める情報にマッチした内容であれば、オーナーからすればあまり意味がないと思える内容でも効果があるともいえます。
しかし、口コミはお願いするだけでなく、特典等を提供することは、ポリシー違反に該当します。
ペナルティを受けるような行動はおやめください。
自社SEO対策とMEO対策はセットで考える
最後に、上でに出るようにするために必要な外部のコンテンツ強化についてご紹介します。
自社サイトの情報修正
Googleマップから、詳細というボタンを設置して、自社の公式サイトにリンクを飛ばずことも可能です。
この時、自社の情報が古くなったままでは、情報が一致しません。
検索エンジン最適化として、マップと公式サイトはセットでなければいけないのです。
SNS上でのサイテーション
サイテーションとは、「引用」や「言及」の意味を持つ用語です。
つまり、特定のサイト名とセットで情報を拡散してくれている状態のこと。
- 自社でコンテンツを作成する
- 検索エンジンに登録される
- ユーザーが閲覧する
- ユーザーがその情報を拡散する
つまり、拡散や「いいね」等の反応が、ユーザーに役立つ情報の根拠になります。
MEOとSEOどちらの方が効果があるの?
集客で反応が良いのはどっち?
MEO対策のメリット
MEOは、どちらかと言えば、今すぐ店に行きたい人向け。
簡単な話ですが、飲食店などは集客効果が出やすいのです。
検索結果の中で目立つ
検索結果の1ページ目には、大半が自然検索枠で、タイトルとMeta description(説明文)の文字だけが表示されています。
しかし、地図と店舗名と口コミ。
このセットが表示されていると、かなり他の情報よりも目立ちやすいのです。
最初に目に止まりやすい。
検索結果1位のクリック率は、30%~40%前後と言われています。
つまり、トップで表示された場合、マップ内で1位から3位に入っていることは、相当のクリック数を見込めるのです。
来店目的のユーザー向け
先ほど飲食店と相性が良いとお伝えをしましたが、以下のようなサービスにもニーズがあります。
- 「買取」
- 「中古車」
- 「展示場やショールーム」
- 「美容院」
とにかく、今スグに利用したいニーズはいろいろあります。
そのサービスを受けるため足を運びたい。
こう思っているユーザーの検索ニーズに当てはまる店舗型ビジネスには、来店見込みの高いユーザーに訴求できるメリットがあります。
来店ユーザー向けの施策が可能
来店したい人にも、いろいろな悩みがあります。
例えば、
- まずは電話で話を聞きたい
- 店内の雰囲気を見たい
- 口コミが見たい
- 料金が知りたい
- 公式サイトが見たい
などがありますよね。
これらが、ビジネスプロフィールを通じて公開することが可能です。
口コミや写真だけの話ではありません。
あくまで、その店舗の公式情報を取得したい人が閲覧しているのです。
よって、そのニーズに合わせて情報を公開することが対策のひとつといえます。
SEOよりも競合が少ない
まだまだSEO対策だけに固執をしている会社が多いです。
もちろん、SEOで1位を複数取得している企業にとっては、MEOで1位でなくても集客ができてしまうのです。
しかし、純粋にターゲットが多い市場でこれから集客戦略を考えている個人オーナー様にとっては、比較的費用的にもリーズナブルで始めやすい対策と言えるのです。
MEOで上に出る施策のコツ
どうすれば上に出るようになるのか?
この答えをシンプルに考えましょう。
Googleのガイドラインを守る
裏の手とか奥の手、独自ツールなどの営業電話があっても鵜呑みにしてはいけません。
理由は、順位チェックツールでさえ、公式サービスでは公開されていないからです。
また、ガイドラインに従わない場合は、アカウントの停止など大きなダメージを受けることもあります。
以下のキーワードには特に注意が必要です。
- 禁止事項
- ポリシー違反
- 誹謗中傷
- 不適切な情報の発信
諦めないこと
正直、効果がすぐに現れるとはいいきれません。
弊社で実際に取り組んだ際には、早ければ、3週間程度で狙ったキーワードで1位に表示されました。
しかし、この結果を基準として考えていません。
一般的には、3ヶ月~6ヶ月程度が必要といわれています。
その期間は、毎日コツコツと諦めずに継続することが大切です。
専門のSEO対策会社に相談する
間違えてほしくないのは、MEO専門会社ではなく、SEO対策(中でもコンテンツSEO)を実践している会社に相談しましょう。
なぜか?
先ほどもお伝えした通り、リンク先となっている公式サイトとの情報の整合性も求められます。
住所や電話番号だけではありません。
コンテンツ全体を見た中で、情報が古かったり、SEOとして不十分な場合は、リンク先に指定しても良い評価につながりません。
つまり、サイト全体を確認する必要があります。
ですから、MEO対策会社ではなく、コンテンツSEOとMEOをセットで実践してくれる会社に相談することが大切です。
弊社では、SEO対策もMEO対策も実施しております。