こんにちは。
Webconsul代表の錦織です。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略。
日本語に訳すと、検索エンジン最適化といいます。
Webサイトを制作後に、GoogleやYahooの検索結果で上位に表示されなければ、アクセスは集まりません。
よって、今回の記事では、SEO対策の基本的な内容と上位表示の流れについて、解説しています。
SEOとは
SEOとは、Search Engine Optimizationの略。
検索エンジン最適化のことを意味します。
SEO対策とは
SEO対策とは、自社のオウンドメディアや公式サイトを指定するキーワードで検索した際に上位表示させることを目的とします。
検索結果の上位に表示されることで、検索流入数が増やすことが最終のゴールとなります。
SEO対策は、Webマーケティングにおける非常に重要なポイントになります。
歯科、整体、整骨、美容外科、美容皮膚科、エステ等自費のサービス業界にとっては、SEOマーケティングをおこなわずに、PPC広告だけで運用すると、長い目で見ると大変になってきたというご相談が多くなっております。
SEO対策のメリットデメリット
SEO対策を実施するメリットデメリットをわかりやすく解説します。
メリット
PPC広告費を抑えられる
最も大きな効果があるとすると、広告費の削減効果ではないでしょうか?
検索流入数が増えることで、PPC広告の流入を上回ることは十分に考えられます。
つまり、PPC広告に依存しないということは、広告費の中でもランニングコストを削減できるようになります。
コンテンツ型は資産になる
SEO対策を目的とした内部対策や記事コンテンツ(コラム記事代行)によって、納品されたコンテンツは、すべてが資産になります。
サイト内に良質なコンテンツが残ることで、全体の評価が上がる効果も期待できます。
デメリット
時間が必要
PPC広告は、LPが完成してしまえば、早ければ数時間で広告を掲載することが可能です。
しかし、SEO対策はそう簡単な話ではありません。
地道に内部の対策をコツコツと積み重ねていくことが重要になります。
短期間で一気にコンバージョンを増やす(一時的な売上アップ)を期待している方には不向きと言えます。
順位は変動する
検索エンジンは、いつも同じ状態ではありません。
2022年6月に実施されたのは、コアアップデート。
Googleのアルゴリズムが年に数回アップデートされます。
この規模が大きい場合、簡単に順位が大きく変動することがあります。
こうした対策をとるためにも一定のペースで日々の更新を続けていくことが必要になります。
検索順位が決まる仕組み
では、そもそも検索順位とはどのような基準で決まっているのか?について解説します。
検索エンジンは、常にクローラーが巡回しています。
そのクローラーによる巡回で、検索エンジンのデータベースに保存されます。
この保存する流れをインデックスといいます。
インデックスされたページは定期的に更新を行うことで、また更にクローラーが巡回した際に評価をあげてくれる可能性があります。
こうした繰り返しによって、順位が上がったり下がったりしているのです。
クローラー
検索エンジンのロボットのこと。
リンクをたどって、関連記事なども確認しながら、ページ情報を取得します。
Googleクロールとは?検索結果に影響を与える仕組みを解説!
インデックス
機械の巡回によって、取得した情報をデータベースに保管する。
この時の流れをインデックスといいます。
検索結果への影響
Googleのアルゴリズムには、数百ものサイトを評価、分析する項目があります。
その中でも、良質とは、「ユーザーが求めているコンテンツを提供している」という意味になります。
関連性、専門性、権威性、信頼性なども大切になります。
総合的に見て、ユーザーにとっても機械的にもわかりやすいと判断されたページが上位に表示されるのです。
Googleアルゴリズムを徹底解説【アップデートの種類や順位変動時の対策方法】
SEO対策とはGoogleの考え方を知る
Googleは、サイト運営者側に対して、「品質評価ガイドライン」などを公開しています。
ガイドラインには、基本方針や評価基準だけでなく、ペナルティ対象となる不正行為も紹介されています。
ブラックハット、ホワイトハットなどとよばれているのは、この項目内におけるおすすめできない方法を採用している企業のやり方を分類した用語になります。
E-A-Tとは
E-A-Tという用語があります。
E-A-Tとは、以下の3つを意味します。
頭文字 | 単語 | 意味 |
E | Expertise | 専門性 |
A | Authoritativeness | 権威性 |
T | Trustworthiness | 信頼性 |
つまり、上記の3つの指標に対して、レベルが高いと判断したサイトを上位にしようとしているということを「検索品質評価ガイドライン」にて、伝えています。
E-E-A-TのSEO対策|信頼性向上の具体的な方法を解説します
YMYLとは
YMYLとは、「Your Money Your Life」の略語。
つまりは、人々の将来の経済的安定、健康、幸福、安全に潜在的に影響を与えるテーマ」を意味します。
該当するテーマには以下のような対象があります。
- 最新ニュース、イベント
- 市民の権利や義務、
- 政治
- 法律
- 経済
- ショッピング
- 健康と安全
- 人々の人種や宗教、国籍等
- その他
以上のような内容に該当するテーマを取り扱う時には、十分に注意が必要です。
特に、金融サービスや不動産、職探しなども最近は例として取り上げられています。
YMYLを取り扱うページでは、検索ユーザーにネガティブな情報を伝える一面もあります。
つまり、情報の信ぴょう性や信頼性等を判断する上で、厳しい基準が設定されているのです。
不正行為とは
「品質に対するガイドライン」とは、「検索エンジンで掲載位置を上げるための不正行為をしない」という内容が明記されています。
不正に順位アップをさせようとする方法を「ブラックハットSEO」といいます。
検索エンジンの精度が低い頃には、ブラックハットSEOが大流行しました。
その当時のことを知る人の中には、「今でも有効」みたいな話をして、ペナルティの対象になってしまうクライアントもいますので十分注意が必要です。
ユーザーにとって、価値のあるページとは何か?
この答えでわかりやすいのは、「検索を終わらせるページ」だということです。
SEO会社選びで失敗しないために!怪しい業者の見分け方と対処法
検索順位上位表示に必要な対策
SEO対策を実施して、高い評価を得られるようにするには、以下のような項目の確認が必要です。
- コンテンツの評価が高い
- 被リンクの評価が高い
- Googleガイドラインに準じたHTML,CSS等のコーディング
検索エンジンは、表面的ン見えている文字と画像だけで判断をしているわkではありません。
あくまで、内部対策は、エディタと呼ばれるツールで確認をしなければいけない構造上の部分も含めて観察する必要があります。
コンテンツとは
コンテンツとは、「中身」のことです。
具体的には、キーワード1つに対して、どのような情報を掲載しているのか?ということになります。
コンテンツSEOとは?やり方や成功のコツ【内製化支援実施中】
タイトル、見出し
Webサイトの中には、以下のような構成が配置されています。
- タイトル
- ディスクリプション
- 見出し(hタグ)
- タグ
それぞれが、機械的にもユーザー的にも読みやすい、理解しやすい構造にする目的で利用されています。
つまり、この形が不適切な場合は、見直しをする必要があります。
自社の不足を見抜く
上位表示されるようになったからといって安心してはいけません。
まだ続いて対策してくるライバルたちに負けないように日々コンテンツの流れを追求していかなければいけないのです。
簡単な例では、去年、一昨年のデータがそのまま最新として紹介されているというのはおかしいですね。
常に新鮮で正しい情報を提供するようにすることも大切な管理なのです。
不要な情報は削除する
先ほどご紹介したような古くなった情報だけでなく、今はもう存在しないサービスのページなども情報が古くなったら、時期を見て切り捨てることも必要になります。
なぜか?
ユーザーの利便性を考えましょう。
関係のないページがリンクとして存在していれば、無駄なクリックが発生します。
つまり、必要な情報を絞り込むことも重要になります。
関連コンテンツは増やす
サイト内に、まだ掲載されていない関連情報があれば、追加していくことも大切です。
例えば、歯科領域の対策キーワードが「保険適用」であれば、「保険適用 白い歯」など適用する範囲の情報があれば、紹介するということも大切なのです。
Webconsulでは、SEO対策の専用ツールを用いて、人の目には判別しにくい「キーワード数」や「配置」「見出しの数」など個別にリサーチをしております。
そうした細かな情報の中で不足している関連コンテンツを見つけ出すのもSEO対策業者の仕事です。
被リンク評価とは
被リンクとは、外部からの自然に貼り付けられたリンクのことです。
自作自演は対象外です。
サイト全体では、協会や組織、登録などで質の高いサイトからリンクを集めることも可能です。
対象ページでは、SNS等の拡散などもリンクを集めるきっかけにしましょう。
つまり、ただ自分で増やすのではなく、自然に他人がリンクをしてくれるようになった。
これが、上質なリンクということになります。
数より質にこだわる
最近は、フォロワー数が何万人とかYouTubeでチャンネル登録者数が数百万人なんて「数字」ですごいと思わせる傾向があります。
しかし、SEO対策は違います。
何故でしょうか?
単純に、数だけで良いのであれば、資金がある会社が投資をすれば、誰も勝てない状態になります。
つまり、そういうことではなく、ページとの関連性が高いページからのリンクを集められているのか?
別の言い方をすると、質の高いリンクを求められているのです。
有効性
ただ単にリンクを貼ってもらっただけで、実際の中身には、”nofollow”,”sponsered”などになっていないのかが重要です。
Googleガイドラインに基づくコーディング
HTMLやCSS,Javascriptなどコーティングの状態を確認することも大切です。
特に、タイトルタグやディスクリプションタグ、見出しタグは、公開されているページでも確認することが可能です。
内部リンク
内部リンクとは、自社のWebサイト内の関連するコンテンツ同士をつなぐリンクのこと。
【リンクを設置するメリット】
- クローラーの巡回を促します。
- インデックスを促進することができます。
- 関連性が高いことで、ユーザビリティが向上します。
結果的に、サイト評価が上がりやすくなります。
構造化データの構築
構造化データとは、HTMLで検索エンジンで、情報を分かりやすくするタグ付けのことです。
【構造化データのメリット】
- 検索結果の中に、概要とそれぞれの説明文が表示できるようになります。
※この設定は、ニッチスニペットと呼ばれますが、設定すれば必ず反映するとも言えません。
あくまで、機械的に理解しやすい構造にするという意味で考えておくことが大切です。
また、確実に検索順位に直接的な効果があるものでもありません。
モバイルファーストインデックス
MFI(モバイルファーストインデックス)とは、Googleクローラーがモバイル版のページを優先的にクロール、インデックスする仕組みの事。
Googleは、2015年4月に「モバイルフレンドリーアップデート」を実施しております。
簡単に言えば、
- ズーム等をしなくてもテキストが読みやすい
- 横方向にスライドをしなくてもページ全体が表示されている
などスマートフォンでページを見た際のユーザーの利便性を損ねていないのかが重要になります。
Googleガイドラインに記載があるという項目は、基本的にはマイナスの影響を与える要因であると考えておきましょう。
重複コンテンツ
どうしても数多くのコラムやブログ記事を投稿していると、過去と似た情報を開示してしまうこともあります。
【重複するデメリット】
- 検索結果に表示されない(noindexされてしまう)
- 被リンクの評価が分散する
- 過度な場合は、ペナルティの対象になる可能性もある
コピーコンテンツは、論外です。
自分が過去に書いてあった内容と重複してしまう場合は、様子を見て、canonicalタグによる設定で、ページ評価を1ページに絞る等の対策をするようにしましょう。
重複コンテンツとは?SEOへの影響は避けられない?ペナルティを避ける方法を解説
低品質コンテンツ
低品質コンテンツとは、ユーザーが求めている情報が記載されていない等のページが対象になります。
Webサイト内に、低品質コンテンツが多くなると、検索順位が下がりやすくなります。
該当しやすいページとしては、
- 自動生成されたページ
- 300文字以下の内容の薄いページ
- 画像が中心のテキストが少ないページ
- あからさまなアフィリエイトサイト
- 他のサイトを似せたページ
などが該当します。
もし自分が真似たと思っていないのに、改めて検索した際に自社に似た上位のページが存在したら、リライトをするようにしましょう。
ページ表示速度
サイトのページ表示速度が遅いことは、SEOにも影響を与えます。
どうしたらページの表示速度なんてわかるの?
PageSpeed Insight
上記のページは、Googleの公式サービスです。
さらに、このページなら、改善箇所もピンポイントで表示していますので、改善施策を業者に確認する場合も役に立ちます。
httpステータスコードの確認
Webサイトを閲覧中にエラーが表示されたことはありませんか?
エラーは、アクセスが許可されていない、できないことを示しています。
HTTPステータスコード400とは?原因と解決方法、SEOへの影響
403エラーとは?403 forbiddenの原因と対処法【管理者・ユーザー向け】
「404 Not Found」エラーとは?原因と解決方法、SEOへの影響
500 Internal Server Errorとは?原因と解決方法、SEOへの影響
SEO対策施策の反応を確かめる方法
外部の業者に委託したけれど、どの程度の効果があったのかを確認したい。
業者の報告以外にも自分たちでリアルタイムで確認する方法はないの?
こんな相談にお答えしています。
Google Analytics
Google Analyticsを使うことでいろいろなことがわかります。
具体的には、
- アクセスした人の年齢、性別、住まい、訪問した時間
- アクセスした際に使用したブラウザの種類
- 端末(パソコン、タブレット、スマーフォン等)のOSの種類
などを見ることができます。
Google Search Console
Google Search Consoleは、Googleの公式サービスです。
無料で登録できますし、業者と同時に登録して同じデータを確認することも可能です。
具体的には、
- 指定期間内の表示回数
- クリック数やクリック率
- 平均掲載順位
等を確認することが可能です。
他にも、Indexされた数や除外になった対象ページなども確認することが可能です。
Google Search Console登録と導入方法【基本操作】
SEO対策の実施事例
弊社では、自社のオウンドメディアで、医療、不動産、恋愛など幅広いジャンルで検索上位に表示させる施策を実施しております。
自社オウンドメディア実績
上記画像は、Search Consoleの実際のデータとなります。
500キーワードで平均掲載順位が5.9位となっております。
2022年以降のコアアップデートの影響
自社のメディアだけでなく、外部のサイトでも、2022年6月以降に実施されたコアアップデート後の変化も大きな影響を受けにくい状態になっております。
2023年12月時点
2023年12月時点でも、どのサイトも大幅な順位下落などの影響は受けておりません。
SEO対策はプロへ相談
Webconsulは、主に以下の分野に強いです。
- 不動産業界
- 歯科(矯正歯科、小児歯科)
- 美容整形(薄毛、包茎、わきが等)
- 整体、整骨(「整骨 地域名」等)
- 外壁塗装業
- 脱毛サロン
- 業務用脱毛機
などのクライアント様には、狙ったキーワードでうまく上位表示できないという悩みから脱出するサポートをしてきました。
内製化をサポートします
将来的には、自社でSEO対策ができるようになりたい。
こんな相談も喜んで対応させていただきます。
具体的には、スタッフブログ等の書き方をオンラインで指導を行うサポートプランも希望の企業様には対応させていただいております。
お気軽にご相談ください。