こんにちは。
SEO対策、MEO対策、PPC広告運用の内製化をサポートしている「Webconsul」です。
SNSマーケティングとは、Twitter,Instagram,FacebookなどのSNSを利用して、ファン化させ、ビジネスの成長につなげるマーケティング活動のこと。
SNSマーケティングについて、ただ単にアカウントを用意して、定期的に情報発信をすれば成長すると勘違いをしている企業も少なくありません。
今回の記事では、SNSマーケティングについて、分かりやすく解説しています。
[cc id=7]SNSマーケティングとは
そもそもSNSマーケティングとは、各種ソーシャルネットワークサービスを通じて、ユーザーとのコミュニケーションを行うことから始まります。
SNSマーケティングの基本的な考え方
- フォローしたり情報発信を行う
- ブランドの認知度を上げる
- ファンを獲得する
- 購買につなげる教育、共感コンテンツを強化
- 購買、資料請求などの成果につなげる
つまり、情報発信を通じて、ファン化することが重要です。
SNSマーケティングの準備
まずやるべきことがあります。
- SNSアカウントを用意する
- SNSアカウントの利用目的を明確化する
- SNS広告の運用を検討する
- SNSでのキャンペーン告知内容を計画する
- インフルエンサー起用を検討する
- ソーシャルネットワーク上のトレンド等のリサーチを行う
等があります。
よくある勘違い(失敗行動)
SNSの普及により、多くの企業が情報発信を試みて失敗しています。
その大半は、SNSでの広告宣伝活動しか行っていないのが特徴です。
消費者による口コミや評判を集めることに必死になって、潜在顧客向けのポジティブな共感を生み出すようなコンテンツが不足していることが多いです。
まず意識しなければいけないのは、全体の流れです。
- 認知
- 共感
- 教育
- 検討
- 行動
上記の5つの流れを無視して、一方的な宣伝活動をしても、ユーザーは製品やサービスに見向きもしてくれないのが現実です。
SNSマーケティングの注目すべき点
SNSマーケティングがなぜ注目されているのか?
この答えは、いくつかあります。
- Google広告、Yahoo広告等の広告費の節約
- SEO対策費用の節約のため
- SNSからの購入、問合せ数が増えているという市場の動き
いずれの目的も間違いではありません。
年齢層との相性
ただ露出を広げれば、反応があるというのは大きな間違いです。
特に、10代20代30代40代50代60代70代という世代別で見てみましょう。
年齢層 | 主な利用サービス |
10代 | TikTok |
20代 | Instagram,TikTok,Twitter |
30代 | Instagram,Twitter |
40代 | Instagram,Facebook,Twitter |
50代 | |
60代70代 | LINE |
年齢が高い世代がSNSを利用する主な目的は、子どもや孫との連絡ツールとしての利用率が目立ちます。
10代では、暇つぶし。
20代30代前半は、買い物や情報収集。
30代半ばから50代にかけては、生活に深く根付くようなサービスを検索する動きが高まっています。
つまり、ただ単にソーシャルメディアが人気だという見方では的外れの戦略になる可能性があります。
検索エンジン離れ?SNS経由の情報収集
一時期には、SafariやFireFox等の検索ブラウザがiPhoneを中心に急成長しました。
しかし、検索エンジンで調べる方法がわからない、検索結果に出てくる情報に信ぴょう性がないコンテンツが多い等の理由で、徐々に検索エンジンの利用者が減少しています。
その一方で、個性や人と異なるオリジナリティ等に注目が集まるようになりました。
簡単な事例では、ファッションがわかりやすいです。
古着を愛用したり、親の服をリメイクしたりすることを楽しむ若者も増えています。
しかし、こうした情報は、検索エンジンで探してもなかなかヒットしません。
一方でSNSを通じて、似た感覚の人に声をかけている個人は増えています。
ハッシュタグの中には、「つながりたい」といった仲間を集めるようなタグを利用した情報発信を行う人も増えています。
つまり、検索エンジンではなかなかヒットしない情報をSNS上からあつめようとする動きも高まっているのです。
SNSでトレンドを探す
現代では、トレンドが著しく変化します。
たった1日その日限定で爆発的に検索が急上昇するタグやキーワードもたくさんあります。
トレンド系キーワードや情報集は、やはりSNSのほうが拡散されやすいため、チェックしやすいです。
買い物で期間限定商品やヒット商品が誕生した場合、画像をアップする動きが一気に加速します。
こうした機能を活用することで、SNSがECサイトの代わりのような立ち位置になっている部分もあります。
SNSマーケティングのメリット
SNSマーケティングには、他のサービスにはない魅力があります。
拡散が早い
最も早いのは、拡散力。
各種SNSの機能で最も簡単なのは、「いいね」の機能。
共感を生み出すことで、情報発信のスピードは一気に加速します。
ブランディング効果
SNSマーケティングは、全く無名な会社や個人があっという間に有名になる可能性を秘めています。
具体的には、インフルエンサーがたまたま自社の製品、サービスを知って紹介してくれたことで知らない間に、大ヒットにつながっていたというケースもあります。
SNSの拡散力は、強力な認知拡大、ブランディング効果に直結します。
無料のツールである
Web集客には、いろいろな費用が発生します。
- 公式サイト運営用のレンタルサーバー代、ドメイン代
- サイトのメンテナンス代(更新、新規投稿、修正)
- Yahoo,Google広告などのリスティング広告運用
- Instagram広告、Facebook広告等のSNS広告費用
つまり、顧客を獲得するまでに必要な経費はどこまでも膨らんでしまう可能性があります。
しかし、SNSは、情報発信を続けるのは、無料です。
信頼されるアカウントとして確立することができれば、大きな財産になります。
顧客との信頼関係の構築
Yahoo広告やGoogle広告は、あくまで一方通行の宣伝活動。
しかし、SNSは違います。
コメントが入ったり、リツイート等のユーザーの反応がわかります。
つまり、ユーザーが商品や企業に対して、どのような感情を抱いているのかを確認することができます。
さらに、コメントなどへ返信を行うことで、コミュニケーションも可能です。
顧客獲得単価の調整
先ほどのWeb広告に依存するのは危険です。
Webconsulでは、SEO対策とPPC広告の併用を強く推奨しています。
広告は、審査を通過させた後でも、審査基準が変更された場合、審査に落ちることもあります。
ライバルが増えることで、単価が高騰化することもあります。
つまり、できるだけコストをかけずに集客を行うためには、SNSもコンテンツSEOと併用していくことが大切です。
SNSマーケティングのデメリット
SNSマーケティングは、文字数も少ないし、新卒など若い世代なら、使い方にも慣れているはず!
Webマーケティングをあまり知らずに、ただ安く手簡単に始められそうだと考えるのは危険です。
SNS運用は大変です
SNS運用は、決して簡単なことではありません。
無料でスタートすることは可能ですが、長期的な計画が必要です。
KPIとは?簡単にわかりやすく解説【設定方法やKGIとの違い】
フォロワー数が何万人いても、全く商品が売れないこともあります。
つまり、フォロワー数が増える=売上が上がるというのも勘違いです。
まずは、企業アカウントとして、何を発信するべきなのか?
この答えを明確化することと、ユーザーが求める情報を明確化することが重要です。
炎上リスク
SNSの悪い反応として使われるキーワードが、「炎上」。
炎上とは、インターネット上のコメント欄等の反応で、批判、誹謗中傷などを含めた投稿が集中することをさす。
一般的によくあるのが、「つもりはなかった」「意図はなかった」などの「つもり発言」。
例え、削除しても、その投稿を見た人達は、キャプチャ等を利用して拡散することもあります。
「一部の人」と切り捨てるのが想像以上に難しいのが、SNSです。
投稿前のチェック体制の強化や外部のデータや証拠を活用する等情報の根拠にも配慮が必要です。
SNSマーケティング初心者向けのやり方
SNSといっても種類はいろいろあります。
中でも初心者向けにおすすめの活用法をご紹介します。
Instagramは画像と動画をメインとした配信を行うツールです。
- 美しい
- 可愛い
- キレイ
- かっこいい
などインパクトのある画像が人の目をひきつけるのが特徴。
動画では、ストーリーズ、ライブ配信などの機能もありますので、短い時間で閲覧したいユーザーに好まれています。
「インスタグラマー」と呼ばれるような人たちが、インフルエンサーとして企業PR等の活動も行っています。
主なターゲットは、30代40代のアクティブな女性である企業様の場合におすすめしています。
しかし、この時代もピークは過ぎています。
というのも、インスタグラム離れが海外が進んでいるのです。
株では、「海外の今の動きは半年後の日本」とも言われています。
同じように、広告が増えたことで、広告だらけになった市場からは、ユーザーは徐々に消えていきます。
Twitterは、短文、リアルタイムのコミュニケーションが特徴。
140文字という少ない文字で、気軽にタイムリーな投稿が可能です。
2006年3月21日にサービスがリリースされて、2021年に15周年を迎えたサービスです。
コミュニケーションとして、「リツイート」「いいね」「フォロー」「コメント」等の機能が使えます。
世界で最も利用者数が多いSNSです。
しかし、実際に活動をしている人は本当にそこまで多いでしょうか?
徐々に年齢層が高くなっているのも特徴のひとつです。
コロナ禍になった2020年以降では、BtoB向けの広告が増えたのも特徴です。
この他にも、YouTubeやLINEなど若者の利用が多いサービスもありますが、若者世代がターゲットの場合、広告を嫌うというのが現実です。
SNSサービスのユーザー数比較
サービス | 月間利用者数 |
LINE | 9000万人(2022年4月時点) |
YouTube | 6500万人(2020年9月時点) |
4500万人(2017年10月時点) | |
3300万人 | |
2600万人 | |
TikTok | 950万人 |
利用者数よりも広告に慣れているのか?
広告を見たユーザーが具体的にアクションを起こすのか?が重要です。
よくある失敗事例
ライバルの企業が広告を出しているのを見て、同じ市場で戦う商品を販売する企業が参入する。
このような流れは多いです。
しかし、実際に似たような広告をつくらないと露出しにくくなっている部分もあります。
これからのマーケティングでは、差別化を強くし過ぎると広告の露出も難しくなる可能性があります。
これが、落とし穴になりますので、注意してください。
SNSマーケティングはいつから?手法の特徴
SNSマーケティングをやるべき?
SEO対策のほうが良いの?
リスティング広告とどっちが優先?
こんなご相談が多くなっています。
この答えについて、分かりやすく解説します。
認知拡大に必要な条件
SNSマーケティングは、1日に1回程度の投稿では足りません。
1日3回から4回程度は、情報発信をすることが大切です。
つまり、重要なのは、いつ?誰に?どんな情報を届けるのかを長期的に計画することが重要です。
別の言い方をすると、ネタ切れになるような戦略を立てると、何をやってもうまく生きません。
SNSアカウントは後から
そもそも企業の公式アカウントが整っていても、自社のブランディングが完成した後の商品の案内ページがしっかりできていなければ、問合せも売上も上がりません。
つまり、セールスページや公式サイトの商品案内ページを整えることのほうが重要です。
その上で、企業が発信する情報について、公式サイト等でもいろいろな情報を公開しているのか?
公式ページ全体がまとまったうえで、SNSを追加する。
これが基本的な考え方です。
公式ページのリニューアルをする費用がもったいないから、節約のためにSNSへシフトする。
こんな広告経費の見直し方をしている企業はうまくいきません。
なぜなら、SNSはあくまで入口だから。
具体的な商品の案内ページに誘導するための活動です。
ですから、最後のゴールに導くためのページがまとまっていない状態では、いくらインフルエンサーに拡散を依頼しても効果はありません。
どうしたらいいのかわからないけど、いずれはすべてを内製化したい。
こんなご希望がありましたら、お気軽にご相談ください。
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