YMYLとは、Your Money Your Lifeの頭文字を使った略語。
Googleの品質評価ガイドラインに定められた項目です。
私たちの生活の中で、特に大きな影響を与えるジャンル「お金、政治、健康」などのジャンルに適用されます。
Googleの評価基準に満たないコンテンツが存在した場合には、サイト自体の評価が下がってしまうリスクもあります。
今回の内容は、YMYLに該当するジャンルやSEO施策の考え方についてわかりやすく解説しています。
[cc id=8]YMYLとは
YMYLとは、Your Money Your Lifeの頭文字をとって略語。
日本語にすれば、あなたのお金、あなたの生活という意味になります。
つまり、生活に密着したニュースや報道、政治、お金(保険、投資、貯蓄等)、健康などが該当します。
ニュースや時事問題
トレンドになることも多い時事問題。
例えば、以下のような分野が該当します。
- 国際的なイベントや出来事
- ビジネス
- 政治
- 科学やテクノロジー
上記の中でも重要なニュースを扱うコンテンツは対象になりやすいです。
政府、法律
- 選挙
- 政府機関
- 公共機関
- 社会福祉
- 法律(離婚、親権、遺言書、養子縁組等)
市民の生活に密接に関係する情報コンテンツが含まれます。
金融関係
- 投資(仮想通貨、FX等)
- 税金
- ローン
- 銀行の金融商品
- 保険
などオンラインでのアドバイスや情報、オンラインでの決済や送金を可能とするwebページは特に該当しやすいです。
ショッピング
商品やサービスを実際にページ内で購入や申し込み可能なページが対象となります。
健康や安全
- 医療
- 薬
- 病院
- 緊急時の対応
- 活動の危険性
などに関連する情報発信ページが対象になりやすいです。
集団やグループ
- 人権
- 民族的出身
- 性別
- 性同一性に基づくグループ
- 障害
- 年齢
- 国籍
- 退役軍人の地位
などの一定のグループを指すような内容には、厳しい目が向けられやすくなります。
上記の他にも、Googleは、大きな決断や人々の生活における重要な側面となりえるトピックスに目を光らせています。
住宅や就職、大学選び、栄養に関する情報なども含まれます。
[cc id=7]YMYLが適用された背景
なぜそんなに細かく基準が設けられるようになったのか?
簡単なのは、「ユーザーの利便性向上」が目的だからです。
Googleは、ユーザーの利益を追求しています。
誤解が生じるリスク
例えば、ユーザーが自身の体調不良について検索をしました。
この時に間違った情報や真偽が定かではない情報を鵜呑みにするのは、ユーザーの利益に繋がりません。
つまり、間違った情報や誤った情報にユーザーを触れさせないための施策を講じているのです。
あくまで、質の低いコンテンツを防止しているのであって、質の高いコンテンツであれば、何も恐れる仕組みではありません。
Googleアップデートの流れ
「YMYL」の概念が提唱されたのは、2018年。
それまでは、比較的個人が発信する情報も簡単に上位に表示されていました。
しかし、コンテンツの中には、以下のような条件に該当するコンテンツも多くなっていたのです。
- 執筆者は素人のアフィリエイター
- 商品のランキングに何の根拠もない
- 口コミも真偽が不明な偏った情報
など悪意がなくとも、ユーザーにとっては、不利益につながる情報も混在していた時期がありました。
Googleは、これまでにも「コアアルゴリズムアップデート(別名:コアアップーデート)」と呼ばれる大規模なアルゴリズム更新を実施してきました。
他にも、「パンダアップデート」や「ペンギンアップデート」等、ページやコンテンツに関する検索アルゴリズムの更新を実施しました。
結果的に、コンテンツの品質を評価するアルゴリズムが整備されるようになったのです。
過去のアップデート
時期 | アップデートの種類 | 特徴 |
2011年2月 | パンダアップデート | 2012年7月に日本国内で実装 以下のページがペナルティ対象となりました。 ・複製されたコピーサイト ・誘導ページ ・自動生成された内容の薄いサイト(キーワードを自動配置させたようなコンテンツ) ・商品リンクのみのアフィリエイトサイト |
2011年12月 | フレッシュネスアップデート | 新鮮さに関するアップデート イベントの開催情報等最新の情報が公開されやすくなるようにアップデートがされました。 |
2017年2月 | ウェルくアップデート | 日本限定で実施されたアップデート まとめサイトと呼ばれる分野の上位表示を防止 美容・健康・医療分野の誤った情報が蔓延化 他社サイトからの無断転載情報の常態化 などが問題となり、事実と異なる情報も広がったことからアップデートが実施されました。 |
YMYL対象ジャンルのSEO
Webconsulは、医療現場において、Webマーケティングコンサルティングを10年以上経験。
現場が求めるターゲットとターゲットの悩みをマッチングさせるためのコンテンツ作成を得意としています。
2022年美容外科領域SEO対策実績
弊社が携わった地域名が入った「薄毛」のキーワードでのSEO対策。
2021年後半から3ヶ月で地域名キーワードにて、1位を獲得。
新規ドメインの取得からでも根拠のあるキーワード選定とコンテンツ作成によって、上位表示を達成することは可能です。
E-A-Tを意識する
Googleのアップデートは今後も続くと私個人は予想をしております。
誤った情報はまだまだ存在します。
他社サイトからの転載だけではありません。
SEO業者の多くが、WebライターをIndeedなどで募集しています。
そして、専門知識のないライターが作成し、それが企業のコンテンツとして納品されているケースも珍しくありません。
コンテンツの品質が問われる分野であれば、その分野に精通したスタッフに書いてもらうことが重要です。
E-A-Tとは、
頭文字 | 単語 | 意味 |
E | Expertise | 専門性 |
A | Authoritativeness | 権威性 |
T | Trustworthiness | 信頼性 |
つまり、3つの要件を満たすことが重要になります。
信頼性が高まる根拠は、外部へのリンクを張るケースもあります。
決して、すべてを内部で紹介することを求めているわけではありません。
惑わされない社内教育の徹底
今後はますますコンテンツ重視の方向性が進化していくことを考えておくことも大切です。
同時に、企業が外部の業者に業務委託をするのをやめることも重要になってきました。
つまりは、SEOの内製化(インハウス化)です。
Webconsulでは、法人様限定で、リーダー育成講座をおこなっております。
社内の専門部署に1人でも専門知識を持つスタッフがいれば、大きく状況は変わります。
ぜひ社内でSEOに強いコンテンツ作成の方法を知るスタッフを育成してください。
詳しくは、料金表にてご覧ください。
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