- 自社サイトの運用や管理を外注する方法以外の選択肢を探している
- 自社サイトへの流入数を増やすためにSEOは必要不可欠だと確信している
こんな悩みがあれば、ご相談ください。
結論を先に言えば、インハウス化は可能です。
SEO対策,MEO対策,リスティング広告運用の内製化をサポートしています。
今回の記事では、インハウスSEOの特徴や具体的な業務内容、さらにメリットデメリットまでわかりやすく解説しています。
インハウスSEOとは?主な業務内容
インハウスSEOとは、SEOを外注せずに、社内ですべて行うことです。
インハウスの意味には、「組織内」「内製化」などがあります。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略。日本語にすると、検索エンジン最適化のこと。
Webサイトの検索結果で上位に表示させることを意味します。
では、具体的にどのようなことをするのでしょうか?
SEO対策の主な業務内容
外注として、業務委託で依頼を受けた際は、以下のような作業を行っております。
- コンテンツ制作とリライト
- サイト内構造の確認と修正
重要なのは、1を内製化できるかどうかです。
SEOコンテンツ制作の8つのポイントと上位表示させるための作り方
内製化に向いている会社の特徴
すべての企業が社内で内製化を実施できるのかと言えば、私個人としては、NOです。
その理由は、後ほど解説しますが、まずは向いている企業の特徴からご紹介します。
Web担当部署がある
まず、第一に専門部署があることが必須条件です。
なぜか?
- 日々の更新作業があるから
- 専門知識が必要なため
- 施策スピードも求められるため
- 他の業務との兼業は難しいため
まずは専属のチームを立ち上げる又は存在することが必須条件といえます。
SEO先任者を育成
SEO先任者を用意できるかどうかは、内製化に向いているかどうかの重要な判断基準の1つです。
SEO先任者とは、SEOの知識や経験を豊富に有した人材のことです。
SEOは、常に新しい情報や技術が生まれており、常に変化していくものです。
そのため、SEO先任者を用意することで、最新のSEOトレンドや技術をいち早く取り入れ、効果的なSEO施策を実施することができます。
また、SEO先任者は、SEOの全体像を把握しており、各施策を連携させて効果的に運用することができます。
そのため、内製化を成功させるためには、SEO先任者を用意することが不可欠と言えるでしょう。
具体的には、以下のような会社は、SEO先任者を用意できる可能性が高いと言えます。
- 自社内にWebサイトやWebマーケティングの担当者がいる会社
- 自社内にIT部門があり、SEOの知識や経験を持つ人材がいる会社
- SEOの外部コンサルティングを実施している会社
もし、自社内にSEO先任者を用意できない場合。
外部コンサルティングサービスを利用することも検討しましょう。
また、SEO先任者を採用する際は、以下の点に注意しましょう。
- SEOに関する知識や経験が豊富であること
- 最新のSEOトレンドや技術を把握していること
- 課題を解決するための提案力があること
SEO先任者を用意することで、内製化によるSEOの成功率を高めることができます。
SEOの重要性が共通認識になっている
インハウスSEOは、すぐに実現できることではありません。
私自身も2007年から実質的にWeb集客業務を本格的にスタートしましたが、今になっても勉強したいことがあります。
Web集客においては、以下のような声もあります。
- LP制作を依頼して、Google広告だけでも集客は可能なはずだ
- SEO対策は意味がないという意見もあるのではないか?
- SNSで拡散してもらう方が早いのではないか?
いずれの考え方も突き抜けるまでのスキルがあれば、有効性を感じられると思います。
しかし、思いつきで行動をする程度では、うまくいかないのです。
つまり、辛い時にも大変な中でもノウハウを蓄積し、地道な取り組みを続ける覚悟がある人がいなければ、成り立ちません。
インハウスが成功する会社の特徴
結果的に、うまくいく会社は、どんなことをしているのでしょうか?
導入前から運用、卒業までの流れをまとめてみました。
導入前 | 人材育成を手掛けているコンサルタント会社を選ぶ SEO対策を実際に行っている担当者から指導を受けられる会社を選ぶ |
運用中 | コンサルタント会社からの指示内容について、常に疑問を抱ける人材を育てます。 「なぜ?」 「目的は?」 「意図は?」 「他の選択肢はなかったのか?」 など納得できるまで、細かい部分までサポートを行います。 |
卒業 | 社内で再現性が高まったたと認められるのが、コアアップデート等大型アップデートにも怯えない状況になったタイミングです。 業者に対するコーディングの指示 キーワード選定 コンテンツ制作 過去記事のリライト 内部リンクの設置(アンカーテキスト) 外部リンクの活用 SNSとの連携 などすべてを定期的なスケジュール管理のもと運営できる状態になる体制にたどり着くのがゴールです。 |
インハウスSEOのメリット
内製化することには、さまざまなメリットがあります。
ノウハウを社内で蓄積できる
外注化の場合、SEOのノウハウは外部の業者に蓄積されてしまいます。
そのため、
- SEOの施策を変更したい。
- 新しい施策を導入したい。
といった案を検討する際に、毎回外部の業者に相談する必要があるため、時間とコストがかかります。
一方、インハウスSEOの場合。
SEOのノウハウを社内で蓄積することができます。
そのため、SEOの施策を自社でコントロールすることができます。
柔軟な対応が可能になります。
自分でできるSEO対策|ツールや具体的なやり方を学んで成功への第一歩を踏み出そう
外注化のコスト削減
SEOには終わりがありません。
たとえ、上位表示を実現した場合でも更新を止めてしまえば、他の更新を続けている企業に抜かれる可能性は高くなります。
つまり、外注費を継続的に支払い続けることが求められているのです。
この費用が月額、年予算に換算されれば、大きな額になるケースもあります。
よって、外注費の削減した分を社内向けの人件費に回すことも可能になります。
外注の連絡等の時間も削減
外注化するということは、日常業務の中に、必ず外部とのコミュニケーションタイムが発生します。
当然ながら、コミュニケーションも時間の消化に繋がります。
常に、内部で片付けられる状況になれば、無駄な業者とのやり取りも不要になります。
このように、インハウスSEOには、
- ノウハウの蓄積
- コスト削減
- 時間の削減
などのメリットがあります。
ただし、インハウスSEOを成功させるためには、SEOの知識や経験を持つ人材を社内に用意する必要があります。
また、SEOのノウハウを蓄積し、継続的にSEO施策を実施するための体制を整える必要があります。
インハウス化のデメリット
内製化を実現した際に注意しておくべきポイントもあります。
人材の離職、離脱のリスク
社内の人材が不安定な状態で内製化をトップダウンで指示した結果はどうなるのか?
この答えは、社員が初めてのことで疲弊し、離脱する可能性もあります。
- 向いていない
- 覚えられない
- やる気がしない
- つまらない
- 面白くない
- 将来性が見えない
など他の部署にも出てくる仕事の退職理由に結びつくような環境にしないように注意が必要です。
【静岡県中小企業・個人事業主向け】デジタルマーケティング人材育成で勝ち抜くための5つのポイント
最新情報を入手しにくい
一般的なコンサルティング会社に依頼をすると、契約期間内で決まったカリキュラムやコース内容に沿って、指導が行われています。
つまり、契約を解除し、自社内部だけで運用をした際には、新しい情報が誰からも入ってきません。
インターネットでどんな情報を信じればいいのかもわからない。
結果的に、知識やスキルが止まってしまう可能性もあります。
人件費はかかり続ける
外注して、業務委託料を支払うのか、それとも内製化して社員の給与を支払うのか?
いずれにしても、支払いがゼロということはありません。
人員の確保をしなければいけないことも事実です。
インハウスSEO担当者の仕事内容
では、実際にSEO担当者の仕事内容を詳しく解説していきます。
目標設定
他の部署にもあると思いますが、目標を用意することも大切です。
具体的には、キーワード選定と検索順位を上げるまでの期間を決めます。
一旦は、自社サイトに対する流入数を増やすことを目的とするほうがやる気が出るかもしれません。
まずは、業務に関心を持つ環境を作りましょう。
そして、日々の仕事が楽しいと思ってもらうことが重要になります。
初期の段階では、コンテンツ作成前の準備として、キーワード選定が重要です。
SEOキーワードの選び方とは?検索クエリとの違いや注意点を解説
社内環境の整備
外注先の企業では、SEOに必要なさまざまな有料ツールを使用しています。
内製化をするということは、こうしたツールに投資をするべきかも検討が必要です。
最も重要なのは、そのツールを社内のスタッフが扱えるかどうかです。
時間がかかることもありますが、一旦どの程度の期間でどのくらいの効果を実感できたのかを確認しましょう。
サイト内部改善
サイト内部の改善もいろいろあります。
内部リンクの設置 | 内部リンクとは、自社サイト内のページとページをつなぐ(リンク)すること。 メリット:クローラが巡回しやすいため、評価が上がりやすくなります。 |
重複コンテンツの対処 | 重複コンテンツとは、コンテンツ内部の情報が重複している状態のこと。 重複コンテンツを放置すると、最悪の場合、ペナルティの対象ページとして処理されることもあります。 |
ページスピードの改善 | サイト内に訪問したユーザーは、3秒以上表示されない場合、40%が離脱するというデータもあります。 つまり、検索エンジンからマイナスの評価を受けやすい項目のひとつですので、ページ表示速度の改善策を講じる必要があります。 |
レスポンシブ対応 | スマートフォン、タブレット、パソコンと端末はいろいろありますが、Googleは2015年4月から「モバイルフレンドリーである」という項目を追加しています。 つまり、スマートフォンを中心としたコンテンツ表示対応が求められていますので、最適化が必要になります。 |
上記はあくまで、サイト全体の項目です。
コンテンツ作成はまた別の業務となります。
他にも被リンク等を調査するなどいろいろチェックするべき項目があります。
重複コンテンツとは?SEOへの影響は避けられない?ペナルティを避ける方法を解説
レスポンシブデザインとは?メリットとデメリットから制作方法まで解説
コンテンツ作成業務
コンテンツ作成には、いくつかやるべきことがあります。
キーワード選定 | ユーザーの検索意図を観察する 目標達成に必要なキーワードなのかを精査する 自社サイトへ訪問した際の行動経路を確認する |
コンテンツ制作 | 実際に記事を書きます。 重要なのは、「ユーザーのニーズに応えること」 さらに、クローラーが巡回しやすいタグの設置なども必要です。 |
タグの見直し | タイトル、メタディスクリプション設定 120~140文字などとキーワードの指定もなく、平均値を出しているような情報を鵜呑みにしてはいけません。 |
画像の処理 | 画像は、ページ表示速度にも関係しますし、画像検索に対するために、alt属性を記述することも重要になります。 |
コンバージョンの最適化(CRO)
コンバージョンとは、成約のこと。
- 資料請求
- 電話
- メールによる相談
- 資料請求などの問合せ
- 予約
- 商品購入
など商品によって、成約の意味は異なります。
どの程度反応があったのかを確認することも大切です。
具体的には、
- フォームの設置箇所
- 問い合わせフォーム内の質問事項
- 行動の流れ
など全体的に見直す力が必要になります。
CVR(コンバージョン率)とは?Google広告で成果を上げるための活用方法と注意点
セミインハウスSEOサポートプラン
弊社では、内製化に向けて、法人向けに無期限のマンツーマン指導を行います。
セミインハウスSEOとは
セミインハウスとは、完全なインハウス化が難しい最新情報の提供や困った時の相談役という立場で使っていただきたいと考えております。
すべてを内製化しなくても、一部は外部の力を借りるという方法です。
順位が上がった後でも以下のような事態が発生した時の対策準備も必要です。
- 中長期的な計画を立てるのが難しい
- Googleコアアップデートで順位が下がってしまった原因がわからない
- アルゴリズム大変動後の傾向と対策がわからない
- 専任のスタッフが退職してしまった!
- 競合がしっかり対策をしてきたせいで、アクセスが落ちている
いくらスタッフに本や動画で調べてもらっても、真実にたどり着くのは難しい。
これが最大の問題です。
- Googleサーチコンソール
- Googleアナリティクス
上記2つを使っても良質な改善方法が提案できない。
この状況のまま時間が経過している状態では、その先のpdcaは止まってしまいます。
こんな時には、一度外部の専門的な業者に提案してもらうことも大切です。
Googleサーチコンソールとは?SEOに役立つ使い方と注意点
セミインハウスを実現するために
1.自社に必要なスキルやリソースを把握する
セミインハウスSEOを実現するためには、まず自社に必要なスキルやリソースを把握する必要があります。具体的には、以下の項目を検討しましょう。
- SEOの知識やスキル
- データ分析のスキル
- コンテンツ作成のスキル
- 外部とのコミュニケーションスキル
2. 自社で内製化する施策を決める
自社に必要なスキルやリソースを把握したら、次に、自社で内製化する施策を決めましょう。具体的には、以下の項目を検討しましょう。
- 自社で対応可能な施策
- 外部に委託するよりもコストを抑えられる施策
- 自社で対応することで、マーケティング戦略の実行に貢献できる施策
3. 外部に委託する施策を決める
自社で内製化する施策を決めたら、次に、外部に委託する施策を決めましょう。具体的には、以下の項目を検討しましょう。
- 自社で対応が難しい施策
- 外部に委託することで、より効果的な施策を実施できる施策
- 自社で対応することで、マーケティング戦略の実行に影響が出る施策
4. 外部委託先を選ぶ
外部に委託する施策を決めたら、次に、外部委託先を選びましょう。具体的には、以下の項目を検討しましょう。
- 実績
- スキル
- 価格
- コミュニケーション能力
5. 定期的に成果を検証する
セミインハウスSEOを実施したら、定期的に成果を検証しましょう。具体的には、以下の項目を検討しましょう。
- 検索順位の変化
- 流入数の変化
- コンバージョン率の変化
Webconsulのインハウス支援メニュー
未来のリーダー人材を育てたい。
こんなお悩みを解決する方法をご提案しております。
丸投げプランから、内製化支援まで幅広いメニューをご用意しております。
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